タイピングでブログを書いていると、突然やる気が出ない日がありました。
全く手を動かす元気がなくなってしまったのです。
そこで、音声入力を活用し気分転換。スラスラと記事が出来上がります。
ただ、この音声入力は私には合わなかったようで、数日でタイピングに戻りました。
その理由を書いていきます。
音声入力はブログに向かないと思う理由
音声入力は私には向かなかったとは言え、普通に考えると便利なんですよね。
だって、寝ながらでも文字が入力できるし、頭で考えたことをタイムラグなしに文章として反映できます。
ブログを書き始めるときって、
- まずは椅子に座って
- キーボードに両手を置いて
- 一言目は何にしようか考えて
というように手順がいくつか必要になります。
そのため私の場合、動き出すまで時間がかかります。
ですが、音声入力ならその初動のエネルギーが圧倒的に少なくて済みます。
一声を発すればいいだけですからね。
ただ、これが私には向いていませんでした。
理由として、
- 文字と音声は明らかに性質が違った
- 認識精度や変換が上手くいかなかった
大きく分けてこの2点でしょう。
1.文字と音声は明らかに性質が違った
よく話すようにブログ記事を書くといい、といいますよね。
これは正しいです。私自身、相手を想定して文章を書くように心がけています。
しかし、
「話すように文章を書くこと」と「実際に話すこと」には大きな差がありました。
以下はタイピングで入力した文です。
なぜなら、ちょっと目を離すと音声認識を中断してしまい、再度音声入力を再開する必要があるからです。
このように、つねにショートカットキーCtrl+Shift+Sを意識してPCの前に向き合わなければいけなかったんです。
これを私が音声入力しようとすると、
少しでも目を離すと音声認識を中断してしまうからです。
音声入力を再開する必要があります。
ショートカットキーCtrl+Shift+Sを意識して置く必要があるんですよ。
そこはかとない箇条書き感
本当に些細な違いですが、箇条書き感がでてしまうんです。
多分うまく接続詞が使えていないからですね。
喋るときってそこまで接続詞を意識しませんしね。
音声入力をするということは、絶え間なく頭のなかで作られる論理を間髪入れず表現し続けるということです。
例えば、人と話すときにちょっとでもつっかえてしまうと何だか気まずいですよね。
音声入力のときもそうした心理からなのか、なるべく途切れないように言葉を発し続けます。
文と文のつながりを意識するよりも、流れを途絶えさせないことに主軸を置いている感じですね。
すると、2文章前に何を言っていたのか忘れてしまうんです。
そのため、段落ごとに意味がまとまりづらいですし、
読み返したときにちょっとリズムが悪いなと感じてしまうんです。
タイピングの場合は読むことを意識しながら書ける
一方で、タイピングによる書き言葉の場合は一文を書いたら次の文章へのつなぎを一瞬考える時間があります。
1段落を一つの塊として認識しやすく、読み返したときもリズムよく読み返すことが出来ます。
他にも、大きく感情を表現したいときはタイピングのほうがいいですね。
コノヤロー、チョームカつく!!
と、大の大人がPCの前で淡々としゃべっていると気持ち悪いですしね。(笑)
2.認識精度や変換が上手くいかなかった
これについては、よく問題になることですね。
私の場合はグーグルドキュメントの音声入力を用いていました。
グーグルドキュメントを開いて、ショートカットキーCtrl+Shift+Sを入力すると、起動します。
認識精度にやや難あり
グーグルドキュメントは認識精度は中々優秀だったんですよ。
一度誤変換したものを文脈と照らし合わせて再変換してくれていたので、極力少なく済みました。
とはいえ、多少の誤変換は避けられないですけどね。
結局後で大幅な書き直しが必要
それよりも、「。」や「、」などの記号が打ち込めないこと、改行ができないことが大きかったですね。
この解決策として、PCの前でキーボードに手を置きながら、1文章書き終えたら「。」と改行を手動で行うという方法を行っていました。
これって、本末転倒ですよね。
もちろん、普通にタイピングするよりも多少は早いんですよ。
ただ、このあと読み返してみると、やっぱり誤字脱字はありますし、
上で書いたような文章のリズムが悪い部分がたくさん見受けられます。
手直しの時間を考えると、最初からタイピングしたほうが早いのでは、と思い始めたわけです。
ちょっと時間を置くと、音声入力を停止してしまう
上の例文でも書きましたが、ちょっと目を離すと音声入力を勝手に停止してしまうんです。
とくに、タブを切り替えたりして戻ってくると必ず停止されています。
そのため、ショートカットキーCtrl+Shift+Sによる音声入力の再開は必須です。
こうした面からもPCの前に座り続けなくては効率が悪いわけです。
スマホのAndroidやiOSなどを使えばこの問題は解決されそうですが、
やはり改行や文章のリズムという点で考えると、結局は書き直す手間が生じるでしょう。
そのため、音声入力でブログを書くことはやめました。
まとめ
音声入力でブログを書くことは私には向いていなかった。
理由としては、音声入力で書いた文章は実際に読んでみるとリズムが悪かったりするため。
やはり、ブログは文字で読むものなので、話し言葉とは相性が悪い気がした。
他に、システム的な問題として、改行や読点、句読点の問題がある。
これは、AndroidやiOSでも言えることなので、結局はPCの前で作業をやり直す必要が生じる。
音声入力でブログの作業を効率化しようと思ったが、結局逆効果ということがわかった。
コメントを残す