こちらは2021年9月28日現在執筆途中の記事です。
スマホ教室運営方法に関してご質問がある方は、お手数ですがお問い合わせからご連絡ください。
働き方も多様化してきた昨今、自分の勤めている会社にすがって生きていくことが正しいことなのだろうか?そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
私自身、公務員や派遣社員、起業など色々と経験してきた中でそんな疑問と常に向き合っておりました。
あなたも同じ考えをお持ちだからこそ、当サイトへ訪問していただいているのでしょう。
そこで、私自身の経験をもとに、現在もっともおすすめのビジネスである「スマホ教室」の起業の可能性についてお伝えいたします。
スマホ教室は起業の手段として適切か不適切か?
さて、率直にスマホ教室を起業手段とした場合、成功の可能性はあるのでしょうか。
ここでいうスマホ教室とは、50代以上のシニアを対象とした初心者向けのスマホ教室のことです。最近では、ドコモ、au、ソフトバンク、カメラのキタムラ、全国の自治体でも無料のスマホ教室が増えてきました。
そして、スマホの普及は年々加速しており、今後強制的にガラケーが使えなくなる時代が近づいています。しかし、スマホの使い方を理解できているシニアはまったく増えていかず、若者との格差がどんどん開いていっているのが現状です。
そんなシニアと若者とのデジタル格差にこそ、スマホ教室で起業できる可能性が潜んでいるのです。
ただ、大手企業でさえも無料で行うスマホ教室。はたして、有料の講座に需要はあるのでしょうか?
有料のスマホ教室に需要はあるのか?
結論から言うと、無料のスマホ教室とは完全に棲み分けができていると感じております。むしろ、生徒さんからの生の声から察するに、有料のスマホ教室をあえて選ぶシニアの方も多いというのが実情です。
生徒の生の声「無料のスマホ教室は自分には馴染めなかった」
スマホ教室の生徒さんからの生の声として、ドコモなどの無料スマホ教室は自分には馴染めないという声がありました。一体どういうことなのか?
私自身、ドコモさんのスマホ教室を覗いてみたことはあるのですが、まったくそんな印象はありませんでした。ときには動画を用いたレッスン、ときには講師が親身になって教えてくれるグループレッスンなど、とても勉強になる内容でした。
しかし、実際にスマホの操作でお悩みの方はそこに不満を感じているようなのです。
- レッスンが個人の悩みに即していない。
- 教え方が上手ではない講師がいる。
- グループレッスンなので、他の参加者のレベルに合わせなくてはならない。
上記のような悩みです。グループレッスンだからこそ、そこに馴染めない人は必ず出てきます。
そして無料のレッスンということで、そこまで学習意欲の高くない方も参加してきます。
無料であることの欠点がそこにはあったのです。
有料だからこそ人気のスマホ教室が出来上がる
スマホ教室は、いわゆる講師業となります。通っていただく生徒さんからは、「先生」と呼ばれます。
スマホの操作に不慣れなシニアからすると、スマホの操作方法を教えてお金を稼いでいる私達はまぎれもなく一流講師なのです。
身も蓋もない言い方をしてしまうと、
「私たちはプロのスマホ講師です」と言ったもん勝ち
「有料だからこそ、無料のスマホ教室よりも優れていますよ」と言ったもん勝ち
なのです。
さて、一つ上の段落では無料のスマホ教室が内包する欠点について書きました。だからといって、有料のスマホ教室に需要があると直結させるのは短絡的すぎるというのはごもっともです。
ここまで読んだあなたなら、成功するスマホ教室の起業手段、しっかりと利益を確保できる運営スタイルについて気になっているのではないでしょうか。
スマホ教室の開催場所の正解とは?
さて、スマホ教室の開催場所には以下の4パターンがあります。
1.店舗を構える
2.カルチャーセンター等を利用する
3.公民館を利用する
4.店舗も構えず、場所も借りない
1.店舗を構える運営について
さて、スマホ教室と名がつくくらいですから、まずは店舗を構えることが先決だ、と考える方も多いのでは。
たしかに、ターゲットとする方はシニア。駅前など安心して足を運べる施設があればそこそこの来客が見込めるのは間違いありません。
しかし、昨今の高齢化社会で一つの広いエリア内に高齢者は散り散りに点在しているのが現状です。身体も思うように動かず、遠出するのも一苦労だという方もいらっしゃいます。
そんなシニアの方々にとって、1エリアに1店舗しかスマホ教室がないというのはとても残念なことみたいです。
資本力のあるドコモショップであれば続々と新店舗を開拓できますが、起業初期で資本力がないあなたはそんな事はできないでしょうし、それだけのお金があればもっと違うビジネスを始めたほうがいいです。
スマホ教室は資本力がない方でも簡単に始められるビジネスであるべきだと私は思うのです。
店舗の開業はある程度の資金が溜まってからであれば、どんどんやるべきですが、初めに手を出してしまうと後に引けずに痛い目を見るかもしれません。
2.カルチャーセンターを利用する
全国各地にカルチャー事業を主なビジネスとする団体があります。例えば、株式会社カルチャー、よみうりカルチャーなど、探せばたくさん出てきます。
絵画教室・英会話教室・手芸など多種多様な習い事をその施設内で開催しており、地域エリアで講師をしている人を見つけて講座を任せているようです。
カルチャーセンターの年齢層はシニアが多めなので、スマホ教室の開催にピッタリの土壌が整っています。
さらには、教室開催のチラシも同センターが折込にて配布してくれるため、コストも掛からず運営にかんして知恵を絞る必要がありません。
ただし、運営元のカルチャーセンターからは授業料から結構な手数料が差し引かれるため、これだけで起業を成功させることはできないでしょう。
3.公民館などを利用する
公民館や地域の文化センター等を利用するのもスマホ教室運営にはもってこいの手段です。
なにせ、各地域の高齢者が参加できる程度に公民館は点在しているので、複数施設で開催すればエリア内のシニアを網羅できるというメリットがあります。
エリア内のシニアが自分たちのスマホ教室の存在を知ってくれれば、地域コミュニティからの信頼度が格段に上がります。
スマホを扱えないシニアはアナログな口コミで商品やサービスを広めてくれます。
私自身は、地域コミュニティづくりこそがスマホ教室の究極の目的だと考えております。
4.店舗も場所も用意しない
こちらは、「店舗」「カルチャーセンター」「公民館」のどれも利用しない運営スタイルです。
ポスティングや新聞折込、ポスター、ネット広告(これはあまり効果ない)などで出張講座を行っていきます。
生徒の自宅や近くのカフェなどを集合場所として、出張するのです。
しかし、我々への信頼度がゼロの状態から始めなくていけないので、ハードルは高めです。当初は客数も思ったほど伸びないでしょう。
そこで、1~4を組み合わせた「運営スタイル」を提案いたします。
1~4を組み合わせたハイブリッドな運営スタイル
まずは「公民館」と「カルチャーセンター」での教室を並行して開催していきます。
例えば、A市にあるカルチャーセンターで教室を開講するとします。そしたら、A市内にある公民館や文化センターすべてで同じような教室を開催するのです。
これによりA市内のシニアの認知度が徐々に深まっていきます。しかも、開催初期から参加してくださるシニアの方々はパワフルな人が多く、市内でも影響力を持っている方がちらほら参加してきます。
すると、ある程度口コミで広がるのとともに、授業風景を撮影してチラシに載せられるので、スマホ教室としての安心感も高められます。
そして、ポスティングや新聞折込などを駆使して、公民館やカフェなどで出張講座を開催。この時点で実績のあるスマホ教室なのでそこそこの反響を見込めます。
そのなかで、生徒の多いエリアが判明したら、そのエリアに店舗をオープンすればいいのです。
もちろん店舗をオープンしたからと言って、公民館やカルチャーセンターを辞めてはいけません。自分たちの知名度を口コミで広げてくれるシニアの確保は継続的に行いましょう。
市内でスマホ教室の看板が認知されれば、それだけで起業は成功したと言えます。
グループ講座?個別相談?出張講座?どれが一番稼げるのか?
さて、スマホ教室を運営する上で講座の開催方法を決めなくてはいけません。考えられるのは以下の3つ。
1.グループ講座
2.個別相談
3.出張講座
1.グループ講座
まずは、グループ講座についてです。こちらは、公民館やカルチャーセンターで有効な講座方法です。
もちろん、店舗をオープンしたらそちらでも開催可能です。
グループ講座のメリットとしては、
一人あたりのレッスン料を下げられる上に、講師の時間単価も上げることができる。
例えば、1時間1人1500円のグループレッスンに10人参加すれば15000円の利益となります。講師が一人で対応すれば、時給はそのまま15000円です。(経費は計算せず)
しかし、デメリットもあります。
シニア一人ひとりの理解度にばらつきがあるため、置いてけぼりになる生徒が出てくる。
仮に講師一人で対応していたら、とてもじゃありませんが、全員に目が行き届きません。
すると、せっかくお金を払って参加してくださったのに、授業を一つも理解できなかったという事態が起きかねないのです。
そうならないためにも、生徒数を制限するか講師を増やすかの選択が必要となります。(私の運営するスマホ教室では生徒数に制限をかけず講師も増やさずに運営できる仕組みを試行中です)
2.個別相談
グループ講座は時間単価は高いのですが、対象がスマホ操作に不慣れなシニアであるという点が難易度を高めてしまっています。
個別相談であれば、基本的にマンツーマンで生徒に向き合えるので、スマホの設定からプラン変更、代行、トラブルサポートなどあらゆる悩みを解決できます。
そうすることで、生徒の満足度も上がるため、リピーターを増やすことができます。
私のスマホ教室の生徒さんでは、毎月コンスタントに個別相談のみを受けてくださる方が何人もいらっしゃいます。それだけで収入の安定化に繋がります。
しかし、デメリットもあります。
基本的にマンツーマンであるがゆえに授業料を高額に設定せざるを得ない点です。
当スマホ教室では、1時間4000円(税込)で設定しています。
グループ講座の1時間1500円と比べると3倍近くに跳ね上がるため、もともとグループ講座を受けに来てくださった生徒さんを個別相談に誘導するにはそれなりのテクニックまたは弾数(生徒母数)が必要です。大体10人に1人くらいで個別相談に誘導できるとして、グループ講座に累計100人来てくださっていれば10人は個別相談に誘導できる計算になります。
個別相談のリピ率は高めなので、グループ→個別の流れをコンスタントに行えば、個別相談受講生の人数はストック方式で増えていきます。
個別相談の生徒はグループ講座にも来てくれる可能性が高いので、収益の大きな柱として貢献してくださいます。
3.出張講座
出張講座は基本的に個別相談の生徒さん向けのサービスです。
私の提案する手法は基本的に市内を網羅するやり方なので、出張費はもらっていません。しかし、市外の生徒さんもまれにいらっしゃいます。
そんなときのために、近隣エリアのマップを作成しておいて、エリアごとに出張費を設定しておきましょう。
渡しの場合は、隣接市町または本拠地からの距離が近いエリアであれば出張費は無料にしています。それ以上離れる場合は、+1500円、+2000円、+2500円のように設定しております。
スマホ教室の場合はネット集客がほぼ機能しないので、遠方からのお問い合わせは皆無と言っていいでしょう。
万が一遠方からの問い合わせがあった場合は、時間効率的な側面から見て、思い切って断ってしまってもよいかと思います。
または、こちらまで来てもらうか。ですね。
スマホ教室の集客方法は?
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